ナトリウムにはカリウム
フルーツなどのカリウムって必要?
よくインターネットを開いてみると、塩分(ナトリウム)とのバランスを整えるカリウムが大切と書いてある記事を多く見かけます。カリウムを多く含む食品はフルーツや野菜とされており、特に生で食べると効果的であるとされています。
事実、私が生野菜や生果物を極めて好んでいたことから、カリウムの多い食品を食べると楽になっていたのだろうと思います。カリウムの多い食品を食べると全身のむくみが減り、頭がスッキリする感覚がありました。多くの人もそのような効果を実感しているからこそ果物やサラダのようにカリウムを多く含む食品が推奨されているのだと思います。
厚労省の推奨量
ナトリウム・・・一日あたり男性7.5g未満、女性では6.5g未満
カリウム・・・男性3,000mg以上、女性2,600mg以上
りんご一つ分のカリウムが120mg
私はカリウムは意識して取りません
ナトリウムとのバランスを整えると言われているカリウムですが、正直私は意識的には取らないようにしています。なぜならば塩分(ナトリウム)同様、カリウムにもデメリットを感じるからです。確かに塩分を溜め込みやすい私の体には、フルーツなどを取ると非常に楽になる作用があるのですが、カリウムをたくさん取っても肝心の体調が上がらなかったからです。
カリウムを取り過ぎた場合の倦怠感や力の抜ける感覚もありましたし、果物の糖分を取り過ぎた弊害もありました。塩分を取り過ぎた時の対応策としては使えますが、積極的に取りたいというものではないと思いました。
ナトリウムもカリウムも腎臓で処理されます。バランスが整ったところで、腎臓に負担がかかっていることに変わりがありません。これは原因を探しているうちに辿り着いた答えですが、ナトリウム・カリウムどちらを取り過ぎても自分的に絶好調とは言えないということが一番の原因です。
人類学的に見ても、DNA的に大きな違いのない原始人達が「塩分取り過ぎたからカリウムを取ろう!」というような生活をしてきたとは思えません。塩分を取り過ぎたらカリウムを取れば楽になるというのは間違いありませんが、それが最適解ではないというのが私の結論です。
減塩すればカリウムもそこまで必要ない
塩分取ったから生野菜、カリウム多くて力が入らず塩っ辛いものを食べる。そんな自転車操業のようなことをしなくても初めから減塩してれば大きな問題は起こりません。昔から人類は「常に塩を取って常に生野菜を食べる」ような生活を送らなくても立派に生きて来れたわけです。むしろ私としては減塩したほうが調子良かったです。
私は仕事も運動もしていて、ナトリウムが1日あたり1〜2gくらいの量です。カリウムは一日あたり、玄米ご飯1杯⇒100mg、納豆1パック⇒ 330mg、バナナ⇒400mg、野菜料理⇒300mg〜500mgといった具合です。推奨量の半分以下ですが、塩分が少ないからか十分に活動出来ています。
これは極端の例なのかもしれませんが、塩分取ってもカリウムとっても体調が優れないという方は試しに減塩してみることをオススメします。